古材です。フローリングに足場板を使いました
足場板をフローリングとして床に貼りました。
最近は良く見かけますが、色が抜けてカラッとした表情が何とも素敵です。
足場板というのは、その名の通り建築現場で足場を組んで作業する時の作業板で、使い古されて古くなった杉板です。職人が乗って作業していたので強度も充分で、何よりペンキや釘の跡などが付いていて時間の流れを感じることのできます。
こんな感じにペンキがいろんな所に付いています。
材料は私の知っている限り足場板として流通しているものは、厚さは35mmと15mmの2種類です。35mmは足場板そのままなので、表も裏も古材の表情が残っています。15mmの方は35mmを割いて半分にした材料なので、片面は古材の仕上りになっているのですが、裏面は刃が通るので新品の木の様な仕上りになっています。
当たり前ですが貼ってしまえば裏面は見えなくなるので、わたしは床材として使う時は15mmを使っています。
足場板は普通のフローリング材の様に、サネ加工(フローリングを連結させる為の溝)がされていません。その上長い間ラフに使われて来た材料ですので、曲がっていたり、欠けていたり様々です。
なので、どんなに綺麗に貼ろうとしてもこのように隙間が出来てしまいます。
現場で端を切って隙間無く貼る事も出来るのでしょうが、私は古材のラフな仕上がり方が好きなのでそのままガンガン施工して頂きます。こういうところが古材を使う醍醐味だと思います。
広い所では5mm位の隙間がありました。
気になる方は向かない材料かなと思いますが、部屋一面に足場板を貼ると部屋の雰囲気が一気に素敵になります。
また、私が足場板をフローリングとして使う時に気をつけていることは、貼り終わった跡にサンダー(やすり)をかけて表面のささくれをキレイにするという事と、住まわれる方には半年くらいスリッパで生活して頂くようにお願いしています。
もともと土足用のものなので、そのままにしておくと結構ささくれがあったりします。
今回は貼るだけで塗装はしませんでしたが、染色して濃くしたり、ワックスやオイルで仕上げてもまた違った表情が出て来て素敵だと思います。
今回上の写真で使った足場板はRe Woodのオールドリユース足場板です。
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